時季のくらがある庄分酢あさくら工場で朝倉光陽高等学校の生徒さんによるお酢についての課外授業が4回に分けて行われています。講師は株式会社庄分酢の酢造りの匠山田取締役と福山工場長。1回目はお酢についての基礎を勉強し今回は地元朝倉でできた巨峰を使ってワインビネガー造りにチャレンジです。9月4日(火)に実施された勉強会レポートです。
1)房からひとつづつ取った巨峰の実を丁寧に水洗いをしています。今回準備したのは巨峰24kg。
2)水洗いした巨峰を観察しやすいようにスケルトンの水槽にいれ今度は念入りにつぶしていきます。
3)水洗いとつぶしをやっている間山田講師より説明があっています。臼杵からの団体のお客様も一緒に説明に聞き入っていらっしゃいます。
4)糖度計で糖度を測ります。
17.4度でした。今のところ酸度は0.49%。お酢になるためには4.3%まで必要。
5)お酢はお酒から造るためまず酵母をいれてお酒をつくります。
6)このあとしばらく自然に任せてお酒ができるまで待ちます。
7)醸造酢ができるまでの説明を聞いている生徒さん。この後酢酸菌を入れるところを見学します。
8)この元気な酢酸菌を種酢とアルコールの入った木桶に移します。
9)酢酸菌が表面に浮かんでいます。
これから一面に広がり酢酸菌による酢づくりが始まり
約2ヶ月かけてまろやかなお酢が出来上がるのです。(静置発酵)
お酢をつくる工程はこれからが重要で酢酸菌が働きやすいような環境を造って上げるのが匠達の気の抜けない仕事になります。
朝倉光陽高等学校の皆様お疲れさまでした。
3回目の授業を楽しみにしています。